1988-'89 Put Life into Rotary -- Your Life
地区ガバナー 細田精一
President ROTARY INTERNATIONAL Royce Abbey
◆ “ロータリーに活力を―あなたの活力を”
ロイス・アビー会長は、
「ロータリアンの皆さん、活力とは行動を意味します。
ロータリーは行動です。しかしあなたなしにロータリーは存在しません。
ロータリーは行動志向の奉仕組織です。ロータリアンがロータリーを生かすのです。
言うなれば、あなた自らが直接参加することによってロータリーが生きるのです。
あなたの行動がロータリーに活力を与えるのです。だからこそ私はあなたに要請します。」
このように語り、「ロータリーに活力を―あなたの活力を」と各クラブ会長とガバナーへ12項目を挙げて要請しております。
ロイス・アビーRI会長ご夫妻は世界各地のロータリー活動視察のため8月7日来日。8日、千宗室RI理事招宴(岡崎つる家)。9日、京都4クラブ合同例会並びに歓迎晩餐会を開催(京都グランドホテル)。
◆ 年間基本方針
「愛と自由と奉仕―世界の平和を求めて」を掲げ、実行面にActionを起こそう
(1)国際奉仕―青少年活動―交換
(2)老人問題
(3)環境問題(山は緑に、水は美しく)
◆ 年間の重点事項
(1)会員増強について
RI会長は10%会員増強と退会会員の防止 当地区クラブ100名未満のクラブは10%増強を 100名以上のクラブには拡大を即ち地域分割または同地域にアデショナル・クラブを要請
年間入会者数580名
年間退会者数375名
純 増 223名
1989年6月30日現在、会員数5,605名 75RC
'88年7月20日 京都北東RC創立総会認証状伝達式 スポンサークラブは京都洛北RC
'89年6月 8日 甲西石部RC創立総会 スポンサークラブは水口RC
'88年6月23日 びわ湖八幡RC創立 '89年4月22日、認証状伝達式 スポンサークラブは近江八幡RC
(2)情報集会について
会長、会長エレクト、情報委員長、広報委員長対象の地区ロータリー情報セミナーを10月7日、琵琶湖ホテルにて開催。
・カウンセラー 高島義顕氏
・第1グループリーダー 小谷隆一氏
・第2グループリーダー 西川富三氏
・第3グループリーダー 中村 尚氏
RI理事会は定款第4条第3節を改正、会員資格のMENを削除、PERSONSにして女性会員を認める制定案を上程。
地区委員会アンケート集計報告
(A)賛成26RC 36.1%
(B)反対46RC 63.9%
我が国ロータリアンが金科玉条としてきた「決議23-34」に代わる決議案86―203「社会奉仕に関する新方針声明を制定する件」が提案されたが撤回された。
地区アンケート 決議23―34の存続に、
(A)賛成51RC 73.6%
(B)反対 6RC 8.3%
(C)記入なし3RC 18.1%
(3)青少年活動について(公式訪問質疑応答から)
ロータリーにおける奉仕部門はクラブ奉仕、職業奉仕、社会奉仕、国際奉仕の4大部門で、青少年部門は青少年への奉仕という呼び方がされている。何故青少年奉仕と呼ばないのか、また何故青少年奉仕部門として5番目の奉仕部門とならないのか。青少年に対する奉仕活動は、社会奉仕、国際奉仕など他の奉仕部門にそれぞれまたがっており、種々の活動がなされているため単独の奉仕部門とするには少々無理があるようである。但し青少年活動は次代を担う青少年を対象とする重要な課題であるため、他の奉仕部門と同様青少年奉仕委員長を理事として各委員会における青少年活動の調整をすべきであるとする。青少年に対する奉仕が決して軽視されているわけでなく、青少年を取り巻く環境の悪化が目に余るものがあるから、昨今我々ロータリアンは今こそ的確な青少年育成のために活力を投じなければならないと痛感するものである。
(4)インターアクト(IAC)
8月にハワイ、ワイキキのIAC総勢13名来日、京都、福知山、福井、大津、奈良、橿原と2週間の旅とホームステイで多くの感動とともに無事終る。
インターアクト地区大会は1月16日、京都嵯峨野会館で西京商高IACと西京RCのホストで開催。福知山淑徳高校IAC認証式あり、しかし京都洛南高校IAC解散す。
(5)ローターアクト(RAC)
9月18日「ロータアクトの日」統一行事はオリンピックの成功と世界平和を祈念して五輪マーク、平和、PEACE、ピョンフワのハングル文字を人文字で作り、それをポスターにして会員拡大PR。各種指導者講習会セミナーを開催。5月27日、28日第16回地区大会を開催ホストクラブ京都南RAC。テーマ ONLY ONE EARTH
海外研修は3月18日-21日までRI365地区SEOULへ総勢38名、国際親善の実を上げる。28番目福井RAC誕生。RIの指導方針が変化、成人としてのクラブ活動を推進すべく財務委員会の設置を指導する。
(6)ライラ(RYLA)
地区内全クラブをカバーする唯一地区主催の青少年活動である。
テーマ Leadership In Action
福井、滋賀ブロック9月10日-11日 参加者67名 ホスト 近江八幡RAC
京都北部ブロック 9月3日-4日 参加者72名 ホスト 綾部RAC
京都、奈良ブロック8月20日-21日 参加者71名 ホスト 五条RAC
参加者合計210名 多大の感銘を与えて成功裡に終る。
(7)職業奉仕について
RIの職業奉仕に対する新しい方針、即ち従来はロータリアンが自己の職場で自己の職業に個人的に寄与することに重点を置いてきたが、それを「職業奉仕とはクラブと会員両方の責務である」に重点を変えた主眼点を理解いただくよう努める。この点について多数の委員の方々と活発な討論を展開する。地区職業奉仕研究会報告書を発行。
(8)社会奉仕について
環境問題(山は緑に水は美しく)ロータリーの活力と行動の奉仕を推進するために「D265植樹1万本緑のまちづくり」運動を各地各クラブ積極的に展開 植樹6,000本 参加人員2,200名 費用1,300万円に達した。
(9)世界社会奉仕について(WCS)「愛と自由と奉仕、世界平和を求めて」
20世紀最大の悲劇といわれるアフガン難民への援助事業に、1月28日から2月3日までパキスタンを訪問、今なお300万人難民の援助に手を差し伸べるべく第327地区と共同事業を展開。事業資金は地区WCS事業費150万円に地区会員から献金されたUS5万ドルと、第327地区会員の献金が加えられたものです。
(1)車椅子 150台
(2)義 足 150足
(3)松葉杖 150杖
◆◆ガバナーのプロフィール
誠実 情熱の人
山口善造
当地区は伝統ある京都クラブがその歴史に輝き、他の3県よりの選出は殊の外至難である。ご本人は謙虚に考えておられたが、とにかく指名委員会のご推挙ゆえ、親クラブやベテラン各位、また県下の皆さんの支援も得られるということで、重責を担われることになったのは喜ばしい。
細田家は先代忠四郎、令弟四郎両氏をはじめ、縁者にもが会員多く、実にロータリー、お医者さん一家というところ。
細田ガバナーの医学畑で尽くされた最も顕著な仕事は、済生会病院の経営であり、滋賀県の同病院の育ての親として長く院長を務められ、また全国的にも活躍され、故高松宮殿下からも度々ご激励を賜わったほどである。
私とともに、かつて北辰一刀流の心を体した浅田大作師より剣の道を学んだ時の気負いを、また大戦中、軍医大尉として幾多の死線を越えられた、あの烈烈たる気構えをもって事に当られたならば、必ずや心身ともに健やかにして、ガバナーとして有終の美をかざられるものと信じて疑わない。